「便秘と言えばヨーグルト!」
という人、とっても多いんですけどしかし実際に便秘の人がヨーグルトを試してみた結果
「全然改善しなかった」
「むしろヨーグルトで悪化した」
「ヨーグルトで便秘は治らない!」
「出るけど下痢」
という声も一定数あるんですよね。
結論から言うと、ヨーグルトは腸内環境改善には良い菌(乳酸菌や善玉菌)が含まれていると言えるのですが、その冷たさにより便秘が悪化するリスクをはらんでいる食べ物というのは間違いありません。
今回は何故ヨーグルトで便秘が改善されなかったのか、悪化したり下痢になった理由をわかりやすく解説します!
ヨーグルトで便秘改善しないのは「冷える」から!
ヨーグルト、冷たいですよね。
ヨーグルトは乳酸菌や善玉菌がたくさん含まれているからお腹に良い!腸内環境改善にもぴったり!
といううたい文句で売られている乳製品ではありますが、いかんせん冷たいんですよ。
冷えた体では善玉菌が働けない
実は便秘改善に欠かせない善玉菌、冷えた環境だと活発に動けないことがわかっています。
体温が36.5度くらいで活発に動けるようになる善玉菌は、ヨーグルトを食べて体を冷やしてしまうと動けなくなります。
更にヨーグルトに含まれている良い菌も冷えのせいでうまく働けないまま排出されてしまうことに。
これだと便秘が改善されないのも当たり前なのです。
※外から摂った乳酸菌や善玉菌はいずれ排出される仕組みが体にはあります。
そもそも善玉菌が少ないとヨーグルトを食べる意味がないかも
乳酸菌は乳酸を作ってくれる菌です。
乳酸が作られることで腸が酸性になり悪玉菌が棲みづらく、善玉菌が活動しやすい腸内環境になります
しかし便秘がちな人の腸内、そもそも働ける善玉菌が少ない可能性が高いんですよね。
環境を整えても働いてくれる善玉菌がいなければいつまでも腸内環境は整いませんし、善玉菌が増えるのを待つのも時間がかかってしまうでしょうね。
ですからヨーグルトで便秘が改善されないなあと思ったら腸内環境を整えるヨーグルトではなくて、善玉菌を増やすオリゴ糖などに頼ってみましょう。
もちろん、併用も◎
ただやっぱり、「お腹冷えがち!」という方はヨーグルトだと冷えてしまいますから別の方法での腸活アプローチをオススメします!
乳酸菌や善玉菌が死んでるから腸内改善できないというのは嘘
たまに
「ヨーグルトの乳酸菌や善玉菌は熱処理される過程で死んでいるから摂取しても意味がない」
という声を聞くことがありますが、実はこれは間違い。
乳酸菌や善玉菌は死んでいたとしても腸内にもともと住んでいる善玉菌の餌になってくれますので、無意味ではないんですよね。
善玉菌によって好きな餌が違うので注意!
死んでいる乳酸菌や善玉菌を摂取しても善玉菌が食べて増えてくれるので無駄にはなりませんが、しかし善玉菌によって好きなごはんが違うのでここは注意しましょう。
例えばオリゴ糖で例えると、ラフィノースが好きな善玉菌、フラクトオリゴ糖が好きな善玉菌、というのが存在するんですよ。
私たちの腸内に棲んでいる善玉菌、菌ではありますが個性があって面白いですよね。
ですから、ヨーグルトを食べて善玉菌を増やそうとすると増える善玉菌に偏りが出てしまう可能性があるのです。
そうならないためには、まんべんなく腸内細菌の好みが含まれている食品を摂ったり、バランスのいい食事を心がけることが大切です。
ヨーグルトで便秘解消するにはどうしたら良い?
ヨーグルトで便秘解消したい場合、気を付けたいのが冷えです。
ヨーグルトを食べる際の冷え対策として、以下のことに注意してみてください。
- お腹が冷えない装い(腹巻着用など)
- 温かい飲み物も一緒にいただく
特に普段から体温が低い方は冷えないようにより一層注意を払うことが大切です。
基礎体温を上げるのもオススメ◎
元々冷えやすかったり基礎体温が低い場合は、筋トレで基礎体温を上げるのもオススメです。
筋肉には持ち上げたり運動の他にも、熱を作るという働きがあるので、基礎体温を底上げしようと思ったら筋トレが一番楽に上がるのです。
「腹巻をしても何をしても体が冷えてしまう」
という人は筋肉量が足りていない可能性がありますので、筋トレを致しましょう。
基礎体温を上げる筋トレは家でできる◎
とはいえ、突然筋トレを!と言っても
「ジムに行けば良いの?どうしたら?」
と悩まれる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし私が勧めたい筋トレは家でできる筋トレです。
特に下半身を鍛える筋トレ、スクワットがオススメです。
体の筋肉70%が下半身に集中!だからこそスクワットが効率良い◎
体にある筋肉の70%が下半身に集中しているので、下半身を集中的に鍛えるだけで体の筋肉量は底上げできる……間違いありません!
ですので、家で簡単にスクワット、致しましょう。
スクワットは家でやる場合、まずyoutubeなどで正しいフォームを確認してから行ってください。
何故ならスクワットは姿勢が何より大切で、正しい姿勢でないと膝を傷めてしまう上に筋肉が育たない可能性があるためです。
私もやっちゃったことがあるのですが、膝でスクワットしようとせず、筋肉でスクワットする、を意識して頑張ってみてくださいね!
丁寧なスクワット解説動画がありましたのでご紹介します↓
スクワットの際、重心はかかとに置くと太ももの裏側を鍛えられますので、脚をきゅっと引き締まったように見せたい場合はかかと、脚を太く強く見せたい場合はつま先に重心をおくとうまく鍛えられますよ。
これは完全に個人的なオススメですが、筋トレが組み込まれたダンス動画などオススメです!楽しく鍛えられますよ
ただスクワットするだけじゃ続かない!
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時は、今はやりのダンス動画です!
ダンス動画の中には筋トレできるものも多いので、ひとりでやるスクワットに飽きそう、楽しく筋トレしたい場合はうまく活用してください。
ちなみに私はMarina Takewakiさんの動画に頻繁にお世話になっています。
まとめ
ヨーグルトに含まれる乳酸菌や善玉菌は確かに腸内環境改善には役立つものではありますが、しかし冷えにより台無しになることもあるので気をつけましょう。
後半、ほぼ筋トレの話をしまくりましたが、筋肉量はあって損はないのでヨーグルトでも冷えちゃう、効果がないと感じたら基礎体温を上げることも頑張ってみてください。
また、オリゴ糖は体を冷やすことなく摂取できるのでヨーグルトが難しいと感じたらオリゴ糖に頼るのもオススメです。