寝起きの自分の口が好きな人って、この世界に数えるくらいしかいないのではないでしょうか?
それでも世の中には、寝起きでも口の中が臭くない人が存在します。
信じられないのですが、寝起きに口が臭くない人は確かに存在するのです。
ということで、今回は寝起きの口臭を少しでも減らす予防・対策をチェックしていきましょー!

予防は寝起き前にすること、対策は寝起き後の口臭をどのように消すかという意味でこの記事ではチェックしています。あと私の過去やった対策でダメだった対策もちょろっと紹介しています(黒歴史)。
寝起きの口が臭い理由(ワケ)


寝起きの口…臭すぎる問題……
寝起きって、口の中が乾いてるなって思うことがありませんか?
ずばりそれが、寝起き口臭の理由!
実は口の中は乾けば乾くほど口臭が発生しやすくなる状態になってしまいます。
というのも、私たちが普段起きているときに分泌されている唾液は口の中を洗い流し細菌増殖を抑える働きをしているので、寝ているときなど唾液分泌しづらいタイミングは細菌が増えてしまい口臭が発生しやすくなるのです。
この細菌はいるだけじゃ特に臭くないのですが、なんと臭いの元になるガスを発生させるので口の中が臭くなってしまうわけですね。
特にこの細菌は食べ物を食べた後の3時間後から増えていき、8時間後にはピークを迎えると言われているのでまさに寝ている間は最も細菌が増えやすい環境なんですね。
ですので、できれば起きたらすぐ口の中で増えた菌を歯磨きで口から追い出してしまう事。
これがとても大切です。
寝起きの口臭を予防する方法


朝起きてすぐに歯磨きをしたらある程度の口臭は消えてくれますが、しかし歯磨きせずとも口臭のない朝を迎えたいですよね。
どのようにしたら寝起き口臭を予防できるか、ここでは方法を紹介します。
寝起き口臭予防には以下のことが有効です。
- 寝る前の歯磨きを丁寧にする
- 舌苔を取り除く
- 寝る前の飲水
- 口を閉じて寝る
- 寝る前の飲酒・煙草をやめる
- 夜は強い香りの食事を控える
- リラックスして眠れるようにする
それぞれ見て行きましょう。
寝る前の歯磨きを丁寧にする


まず一番大切で、誰でもできること。
それが寝る前の歯磨きを丁寧にすることです。
食べかすは細菌の餌になってしまいますから、餌を残さないためにもしっかり丁寧に磨く習慣を身に着けてください。
寝る前の歯磨きは10分ほどかけて行い、歯の一本一本を丁寧に磨きます。
また、以下の方法を導入するのも良いでしょう。
- 歯間ブラシ
- 電動歯ブラシ
- ジェットウォッシャー
歯間ブラシはドラッグストアに売っていますので、今すぐにでも導入しやすい方法です。
歯ブラシでの歯磨きだけでは磨き残しが4割とも言われていますので、できるだけ導入してください。
歯ブラシでの磨き残しが心配な方は電動歯ブラシ、歯間ブラシよりももっとすっきり歯間の掃除を頑張りたい方はジェットウォッシャー導入を検討してみましょう。
舌苔を取り除く


舌苔とは舌の表面にある白いものです。
これらは細菌の塊で、口臭の元でもあります。
1日1回の舌ブラシでの舌磨き習慣を取り入れてみましょう。
ただし、ゴシゴシ力強く磨くのはNG。
絶対にやさしくやさしく取り除くようにしてくださいね。



力強く磨いちゃって、舌が腫れたことがあったなあ……。
寝る前の飲水


口の中が渇くことが口臭原因になりますので、口の中が渇きづらい環境を目指すことも大切です。
そのために、寝る前の飲水も心掛けましょう。
寝る前は1杯のお水を飲む習慣をつけてみてください。
口を閉じて寝る


口の中が渇けば口臭原因になりますので、口が渇きづらいように口を閉めて寝られるようにしましょう。
口を開けて寝てしまう理由として、以下の原因が考えられます。
- 風邪・アレルギー鼻炎などの鼻づまり
- アデノイド肥大で鼻の通りが悪い
- 口周りの筋力低下
風邪やアレルギー鼻炎などの鼻詰まりの場合は風邪を早めに直す努力をし、アレルギー鼻炎はアレルギー鼻炎の原因を生活から取り除けるようにしておきましょう。
アデノイド肥大は病院でどのようにしたらいいか相談し、口周りの筋力低下は口周りのストレッチをするなどしてください。
そもそも口呼吸に慣れてしまい、口呼吸が通常の状態になってしまっている場合は、寝るときに口呼吸テープを貼る・口呼吸対策用のチンストラップなどを利用するのも手です。
寝る前の飲酒・煙草をやめる


飲酒は利尿作用と発汗作用があり、タバコはタール・ニコチンにより血行が悪くなり唾液分泌能力が低下します。
つまり酒もタバコも、どちらも口が渇きやすくなる原因になるのです。
起きているときはあまり気にならなくても、寝ているときは乾きやすさにバフがかかっている状態と言えますから、寝る前の飲酒・喫煙は控えましょう。
とはいえ、飲酒した後に時間を置いて寝ること自体が難しい場合もありますよね。
そんな時は、酒と一緒に水を飲むようにする・寝る前もしっかり水を飲んでから寝るなど水を飲むことを心がけてみてください。



酒で寝落ちしちゃうこともあるなあ……お酒を飲むときはチェイサーのお水と一緒に飲むようにしよう!
夜は強い香りの食事を控える


ニンニク食べた翌日、ニンニクの香りがまだ残ってる!といった覚えがある方、少なくないですよね。
強い香りの食べ物は、翌日にも影響します。
なので、夜はできるだけ強い香りの食事を控えるようにしてください。
ただ、どうしてもニンニク入りの食べ物を食べたくなっちゃうときってありますよね。
そんな時は、リンゴジュース(ストレートのもの)を飲むようにしてください。
実はリンゴに含まれるリンゴ酸は臭いの元のアリシンを分解する効果があるのです。
ニンニクも食べたいけど臭いもどうにかしたい!といった時はリンゴジュース(ストレート)を是非飲んでみてください。
リラックスして眠れるようにする


唾液の分泌量は自律神経により調整されています。
なので、リラックスできていないと唾液分泌にも影響し、口が渇きやすくなってしまうのです。
ただでさえ寝ているときは唾液分泌があまりされない状態なのに、更にリラックスできていないとあればもっと乾きやすくなってしまいます。
唾液分泌がしっかりされるよう、ストレッチなどをしてリラックスして寝られるようにしてみてください。
寝起き直後にできる口臭対策


寝起き口臭予防について解説してきましたが、次に寝起き直後にできる口臭対策について紹介します。
寝起き口臭予防をしても、やっぱりちょっと臭い気がするなってこともあります。
そんな時にできる口臭対策、それは
「歯磨き」
です。
歯磨きがしんどいなら、うがいだけでも頑張ってみてください。
もし歯磨きせずに朝ご飯を食べてしまうと、口の中で増えた菌が体の中に入ってしまいますので、その意味でも歯磨きで口の中で増えた菌を追い出してしまいましょう。
余裕がある時は歯間ブラシもして、朝を気持ちよくスタートさせたいですね。
【蛇足】寝起き口臭予防、私の失敗談


では誰も聞いていないとは思いますが、私の失敗談を紹介します。
ある時、私は友人の家にお泊りすることになりました。
一緒のベッドで寝るか!となった私たち……ですが、私は口臭が気になる年頃で。
いびきもかきたくないし、どうにか口を閉じつつ口臭予防にもなることないかな~?と考えた結果
飴を舐めながら寝ることに……。
結果、飴が溶けてよだれと混ざりベッドを汚す結果となりました。
すごい謝ったし、洗いました。ほんと悪いことしたし、馬鹿な事したなって思ってます/(^o^)\
飴がのどに詰まったら死んでしまうし、寝ながら飴は食べちゃダメですよね。
は~!わかってはいるんですが、口臭をふりまくくらいならリスクあっても飴舐めたらあ!なんて考えてた私でした!
失敗して、本当に後悔したしその後はやっていませんが!
むしろ失敗したことで、やらなくなったから良かったのかな。
不幸中の幸いというか、口臭対策はちゃんと理屈に合ったやり方で頑張りましょ……。
まとめ
寝起き口臭予防・対策についてまとめました。
寝起き口臭は口が渇くからおきることなので、なるべく乾かない方法と菌がそもそも増えない環境を整えることが大切です。
今回紹介した予防・対策で、すっきりしたお口の中も爽やかな朝を迎えられるように頑張りましょう!