寝不足の時に口が臭いと感じるのは勘違いじゃありません!理由を解説

寝不足の時に口が臭いと感じるのは勘違いじゃありません!理由を解説

寝不足の時、口がなんだかネバネバしていたり臭いと感じることがありますよね。
頭もなんだか働かないので、気のせいかなと放っておいている方もいらっしゃるでしょう。

しかしその口臭、勘違いじゃありません
実際に、寝不足の時は体が口臭が発生しやすい状態になってしまうのです。

そこで今回、どうして寝不足だと口臭が発生してしまうのか解説しています。
寝不足口臭の理由の他にも、寝不足口臭を予防する方法と仕方なく寝不足の時にできる口臭対策も紹介しています。

もくじ

寝不足で口臭が発生する理由

寝不足で口臭が発生する理由

寝不足の時に口臭が発生してしまう原因として、体の機能がうまく働かなくなることが考えられます。
私たちの体は睡眠不足に陥ると、自律神経である交感神経・副交感神経がうまく作動されなくなります

するとどうなるかというと、唾液分泌を調整しているのも自律神経なので唾液分泌の量が狂うようになります。

更に唾液は、リラックス時(副交感神経)はサラサラ唾液になるのに対して、緊張時(交感神経)はネバネバ唾液になるといった性質があるので状態に合った唾液が出づらくなるなどの弊害も出てきてしまいます。

唾液のそれぞれの役割

唾液のそれぞれの役割

サラサラ唾液とネバネバ唾液には異なる役目があります。

サラサラ唾液は漿液性唾液(しょうえきせいだえき)と呼ぶのですが、これは副交感神経が働いているリラックス時に出てくる唾液です。

口の中を洗い流し清潔に保ち、食べ物を湿らせ飲み込みやすくしてくれます。
更に消化酵素が多く含まれているため、消化吸収を助ける役割もあります。

一方ネバネバ唾液は粘液性唾液と呼ばれていて、交感神経が働いているときに出てくる唾液です。
粘膜が傷つくのを防ぎ、粘膜保湿・細菌を絡めとり体内侵入を防ぐといった役割があります。

どちらもとても大切な役割のある唾液ですが、分泌が偏ったり場面に合わせた分泌がされないと口内環境に大きく影響しますので、唾液分泌がしっかりされているかも口臭対策としてはしっかり見ておきたい部分になります。

寝不足で肝臓機能低下!これも口臭の原因になります

寝不足で肝臓機能低下!これも口臭の原因になります

寝不足は基本的に、体がうまく動かない状態になりますので、内臓もまた同じようにうまく動かない状態になっていると考えて差し支えありません。

なので肝臓機能も低下しているのですが、この肝臓が機能低下してしまうとアンモニア処理能力低下がおこりアンモニア臭発生の原因になってしまいます。

肝臓の機能が低下するほど口臭が強くなりますので、肝臓の機能低下には特に気を付けたいですね。

寝不足口臭を予防するには?

寝不足口臭を予防するには?

寝不足で口臭が発生する理由を解説しましたので、次に寝不足口臭を予防する方法を紹介します。
寝不足口臭を予防するために、以下のことに気を付けてみてください。

  • ちゃんと寝る
  • 寝れない場合は睡眠の質を上げられるように気を配る

これだけじゃ少しわかりづらいので、分けて解説します。

寝不足口臭予防①ちゃんと寝る

寝不足口臭予防①ちゃんと寝る

寝不足口臭なのですから、一番良いのはちゃんと寝ることです。
ちゃんとというのは、自分がスッキリ目覚められる時間だけ寝るという事。

実は人それぞれ適した睡眠時間が違うので、例えば「Aさんは4時間睡眠でスッキリ目覚められる」からといって、Bさんも同じように4時間睡眠でスッキリ目覚められるわけではないのです。

Bさんは8時間睡眠で良い状態になる事もありますし、Cさんは6時間睡眠が適しているという事もあります。
ですので、自分がどのくらいの時間寝ると調子が良いのかをまず知る必要があるわけですね。

参考に、年代別の平均睡眠時間を下記に記します。

年齢睡眠時間
10歳まで8時間~9時間
15歳8時間
25歳約7時間
45歳約6.5時間
65歳約6時間
参照:睡眠リズムラボ(大塚製薬)

年齢と共に、睡眠時間が減っていくので、「昔はこれくらい寝れたからこのくらい寝なければならない」や「あの人はこれくらいで十分らしいから私もこれくらいでいいはずだ」ではなくて、自分自身がすっきり起きられる睡眠時間をまずは探ってみてくださいね。

寝不足口臭予防②寝れない場合は睡眠の質を上げられるように気を配る

寝不足口臭予防②寝れない場合は睡眠の質を上げられるように気を配る

いくら寝不足口臭予防は寝るのが一番とは言え、満足できるまで寝られる環境ではない人のほうが多いのが現代社会です。
そんな時は、短時間の睡眠でも体がしっかり休めるような睡眠の質を上げる取り組みを頑張ってみましょう。

睡眠の質は、以下のポイントで上げてみてください。

  • 夕食は就寝3時間前にはすませる
  • 入浴は就寝2時間前までにすませる
  • リラックスできる入浴剤を使い湯船につかる
  • 眠る前にスマホを触らない
  • 寝る前はアルコールやカフェイン摂取を控える
  • 寝る前のストレッチ
  • アロマオイルを利用してみる
  • 寝つきをよくする音楽を試してみる

こちらも分けて解説します。

夕食は就寝3時間前にはすませる

夕食はできるだけ就寝3時間前にはすませておきましょう。
なぜ就寝3時間前なのかというと、これは胃腸もしっかりと休めるようにするためです。

私たちの体は、寝るときに内蔵も休めるようになっています。
しかし、寝る前にご飯を食べてしまうと胃腸は寝ている時も働かなければいけなくなり、十分に休めません。

更に寝ている時に胃腸が動いていると体自体も十分に休めなくなるため、疲れが残りやすくなるのです。

睡眠の質を上げるためにも、就寝3時間前に夕食はすませるようにしましょう。
難しい場合は、消化に良い食べ物にするなど胃腸を労わる食事を心がけてみてください。

入浴は就寝2時間前までにすませる

体の中の温度「深部温度」は寝る時に下がります。
なので、就寝直前に風呂に入ってしまうと中々寝られないという事がおこるのです。

睡眠の質を高めるためには、寝る時に徐々に体温を下げていける環境づくりが大切です。

お風呂でリラックスして、ゆっくり体温を下げながら良い睡眠に入れるようにしましょう。

リラックスできる入浴剤を使い湯船につかる

リラックスできる入浴剤を使って湯船に浸かるのもおすすめです。
何も入れていない湯船でも良いですが、体が緊張しがちな方ほどリラックスできる入浴剤を試してみるとスッと深く眠りやすくなりますよ。

眠る前にスマホを触らない

寝る前についついスマホを触ってしまいますが、スマホの発するブルーライトで脳が昼だと勘違いして目が覚めてしまう可能性があります。

こうなると体内時計も狂いますし寝ても十分休めないこともありえますから、できるだけ眠る前にはスマホを触らないように頑張ってみましょう。

いっそ、アイマスクなどを使って強制的にスマホを見ないようにするのもアリです。

寝る前はアルコールやカフェイン摂取を控える

アルコールやカフェインは睡眠の質を低下させます。
寝酒寝酒という言葉がありますが、確かに寝る前に酒を飲むことでスッと寝られるという方もいらっしゃるでしょう。

しかし酒のアルコールが抜けていく過程で眠りが浅くなってしまうため、十分な休息が叶わない結果になってしまうのです。
カフェインもまた、覚醒作用がありますので、寝る前には控えるようにしましょう。

寝る前のストレッチ

特に緊張が抜けなくて眠りが浅い人は寝る前のストレッチを試してみると、驚くほどスッキリと目覚められる可能性が高くなります。

寝る前のストレッチは筋肉の緊張をほぐしてくれるので、うまく体の力を抜くことができない人でも睡眠の質を効果的に高めることができます。

ただストレッチと言っても、激しいものではなくて静かなものを選ぶようにしてください。
Youtubeなどで「寝る前 ストレッチ」で検索すると寝る前にしたいストレッチが沢山ヒットしますので、試してみるのも良いでしょう。

アロマオイルを利用してみる

自律神経を整えるためにアロマが使われることもあります。
例えばラベンダーやオレンジ・スイートなどはリラックスしやすくなるのでおすすめです。

アロマは焚かなくても、例えばアロマオイルをティッシュに1滴・2滴染み込ませたものを枕元に置いておくのでも良いですよ。

寝つきをよくする音楽を試してみる

寝つきをよくする音楽を試してみるのもおすすめです。
Youtubeなどにあるヒーリング系ミュージックや、波の音・焚火の音などがおすすめです。

ただしYoutubeなどで音楽を流す場合は、間にコマーシャルが多いものだと途中で目が覚めてしまうこともありますので、間にコマーシャルが挟まれていないものを選ぶことが大切です。

すでに寝不足!口臭対策

すでに寝不足!口臭対策

すでに寝不足な場合の口臭対策をここではお伝えします。
すでに寝不足の場合にできる口臭対策は以下になります。

  • 水を飲む
  • 唾液が分泌されるツボを押す

こちらも分けて紹介します。

水を飲む

水を飲む

睡眠不足の時は口の中が渇きやすくなっているので、意図的に水を飲むように心がけてみてください。
水を飲むときは一気に飲むのではなく、少しずつゆっくり飲みましょう。

できれば冷たい水ではなくて常温がおすすめです。

唾液が分泌されるツボを押す

唾液が分泌されるツボを押す

唾液が分泌されるツボがありますので、そこを押してマッサージし唾液分泌を促しましょう。

耳下腺を刺激する

耳の横部分を、指と手のひらで後ろから前へ円を描くようにまるく回します。

舌下腺を刺激する

両手の親指を揃えて、あごの真下から上の方へグッと押します。

顎下腺を刺激する

下あごにある骨の内側の柔らかな部分に親指をあてます。
そのまま骨に沿って5か所ほどを手前から順番に1~2秒ずつ押します。

まとめ

寝不足による口臭の原因・予防・対策についてまとめました。
日本人は世界でも睡眠時間が短いと言われています。

忙しい理由ばかりがあるので、仕方ないとはいえるのですが、できるだけ体を休めて口臭に繋げないように頑張ってみましょう!

今回紹介した、唾液が出るツボはほんとに唾液沢山出てくるので、是非試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

コンプレックスが多めゆえに色々試しています。サイトも「コンプレックスの克服」を目標にして始めました!ありのままの自分を好きになれたら素敵だけど、だからって理想を捨てるのは違うかなって。頑張ります!

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