「あれ?!口が臭いな……?!」
と、ふと思う事ありますよね。
ふとじゃなくても、自分で手を口に当ててチェックしたり、そもそも口の中がカラカラで「あーこれ臭いわ」となんとなくわかっちゃうやつ、ありますよね。
今回はそんな口が臭い口臭原因についてまとめます。
口臭の原因と対策をパパッとチェックしていきましょー。
口臭原因は大きく分けると5つあります

口臭には以下の5つの種類があります。
- 生理的な口臭
- 飲食・嗜好品による口臭
- 病気による口臭
- ストレス由来の口臭
- 心理的な思い込み口臭
それぞれ分けて解説します!
生理的な口臭

生理的な口臭というのは、例えば起きた直後や空腹時、緊張している時といったタイミングの口臭です。
寝起きって特に口が臭いんですよね。
漫画やドラマで寝起きキスしてたりするシーンありますけど、自分が求められたら「むりむりむり!」と土下座してでもやめてもらうくらい臭いです。
なんでこのタイミング(寝起き・空腹時・緊張時)で口は臭くなってしまうのか……。
それは唾液の分泌が減少して最近が増えたことが原因です。
唾液って実は細菌を抑えてくれる欠かせない存在なので、口が渇くタイミングの寝起きや空腹時、緊張時は口が臭くなりやすいんですね。

寝起き口臭くない人もいるみたいだよね……正直憧れるなあ……。


飲食・嗜好品による口臭


生の玉ねぎやニンニク、ネギ。
酒やたばこといった飲食・嗜好品でも口臭が発生します。
こちらは一時的なものなので時間が経つにつれて臭いがなくなりますが、タバコの場合は歯磨きなどでタールが落としきれずに口臭が落ちない場合もあります。
病気による口臭


鼻・喉の病気、呼吸器系・消化器系の病気、糖尿病や肝臓疾患が口臭の原因になる事もあります。
ただ病気の口臭原因90%が口の中にあると言われているので、病気の治療も大切ですが口の中の状態を見直すことが大切です。
口の中に以下の病気が潜んでいるとこちらは口臭になりやすいので注意しましょう。
- 歯周病
- 虫歯
この他にも、歯垢や歯石・舌苔も口臭原因になりますし、入歯の清掃不良でも口臭が起きやすくなります。
ストレス由来の口臭


ストレスを感じた時、人の口は乾きやすくなります。
乾いてしまうと菌が繁殖しやすくなりますので、口臭が発生しやすくなります。



緊張で口が乾いたらまず水を飲んで口を潤そう!
と言っても、緊張している時って水飲んでも飲んでも渇くんだよね~😢
心理的な思い込み口臭


本当は臭くないのに、自分は臭いかも……と思い込んでいる場合も自分自身は口臭を感じます。
口の中はある程度においがあるものです。
臭いと感じてしまうのは、においを敏感に感じ取りすぎている場合もあります。



めっちゃわかるなあ……。
臭いってどの程度のものなのか知れば、自分は臭いのかもわかるようになるよ。
口が臭くなる病気って例えばどんなものがあるの?


口が臭くなる原因の主な5つを見てきましたが、では口が臭くなる病気とはどんなものがあるのでしょうか?
口が臭くなる病気として、現在分かっているものは以下になります。
- 歯周病
- 虫歯
- 歯垢・歯石
- 舌苔
- 唾液減少
- プラスチックで作った人工の歯
- 金冠不良、金属の腐食
- 口腔ガン
- 鼻・のどの病気
- 呼吸器系・消化器系の病気
こちらも分けて見ていきましょう!
歯周病
歯周病はよく知られている口の中の病気ですね。
歯ぐきから出血する病気ですが、静かに進行する病気でもあるので最初は自覚症状がないのが特徴です。
最初から口が臭くなるわけではないですが、段々とちょっとしたことで歯ぐきから血が出るようになり、そこから病気が進行すると出血以外に膿も出るようになり口臭も出てきます。
できるだけ初期の段階で対処したい病気ですが、静かに進むという特徴から膿が出るまで気が付かなかったという人がとても多い病気でもあります。
虫歯
虫歯もまた口臭の原因になります。
虫歯は独特の臭いがあり、歯垢が付着することによって歯を磨いても磨いても綺麗にとれません。
更に虫歯で空いた場所に食べかすが入ってしまうと、そこで食べかすが腐食して口臭がきつくなります。
小さな虫歯では口臭に至らない場合もありますが、虫歯もまた進行するものですから、段々と口臭もきつくなってしまいます。
神経まで虫歯がいってしまうと、神経が腐って強い臭いになってしまいますので、虫歯はできるだけ早めに治療しましょう。
歯垢・歯石
歯垢、プラークとも呼ばれているこちらは、歯の表面に付着した細菌が堆積したまってしまったものです。
この細菌は食べかすを餌とし、長期間かけて歯石になります。
虫歯・歯周病の原因になりますので気を付けましょう。
舌苔
ベロの表面についた白っぽいもの。
これが舌苔(ぜったい)です。
歯石と同じく細菌の塊で、口臭原因になります。
舌苔を取り除くことで口臭が軽減することもあります。



絶対舌苔許すまじ!
と思って、一生懸命磨いたら舌怪我しちゃったから、舌苔とるときはやさし~く取ろうね。
唾液減少
唾液は口の中を洗い流し細菌増殖をおさえてくれる働きがありますので、唾液が少なくなるだけで口臭が出やすくなり、更に歯槽膿漏や虫歯などの原因にもなる場合があります。
できるだけ口を潤すようにし、乾きやすい場合はストレスを受けすぎていないかなど自分自身の状況も見直してみましょう。
プラスチックで作った人工の歯
プラスチックで作った人工の歯は色やにおいを吸着しやすいです。
更に一度色やにおいが吸着してしまうとなかなか取れないので、色やにおいがついてしまわないように毎日の清掃・消毒をおすすめします。
金冠不良、金属の腐食
歯に被せていた金冠が古くなると、穴があいたり隙間ができることがあります。
この隙間に汚れがたまると、口臭原因になります。
また、被せた金属が退室に合わない場合も口の中が不潔になりやすくなり、口臭の原因になることもあります。



痛くないから臭くなってることに気づかない場合もあるんだよね……。
口腔ガン
口腔ガンとは、口の中のガンのことです。
舌癌や頬粘膜癌などが挙げられます。
これらのガンが原因で口臭が発生することもあります。
鼻・のどの病気
鼻と口は繋がっているため、副鼻腔炎(蓄膿症)・咽頭炎・喉頭炎といった炎症で血液や膿が鼻から口へ落ちてくることがあります。
これらは口臭の原因になります。
呼吸器系・消化器系の病気
呼吸器系や消化器系の病気が原因で口臭が出てしまうこともあります。
この場合は、原因となる病気を診断・治療することで口臭が軽減されます。



病気由来の口臭だと思われた9割が実は口の中に原因があった!と言われているけど、逆に言うと1割は病気が原因の口臭ってことだから、とりあえず病気の疑いがあるならまずは病気の特定・治療に努めたいね!
口臭原因別に対処法をチェック


口臭の原因はなんとなくわかってきましたが、ではどう対処していけばいいのでしょうか。
上記で紹介した口臭原因を元に、対処法をまとめましたので口臭が気になる方は是非参考にされてください。


寝起き・飲食・嗜好品による口臭は歯磨きで対処


寝起き・飲食・嗜好品による口臭には歯磨きで対処しましょう。
できれば歯間ブラシも使うと◎!
ただ食べたものによっては歯磨きだけじゃ消しきれない可能性があります。
特に生玉ねぎやネギ・ニンニクなどは歯磨きしても口臭が取れません。
牛乳が最適!と書いてある記事も多いのですが、正直牛乳も臭いので……歯磨きで取れない口臭は飴などをなめるなどして口臭が消えるのを待つのが良いでしょう。
りんごストレートジュースもおすすめです。



たばこの場合は歯に染みついちゃってることも多いから、その時は歯医者さん行ってね。
病気による口臭はお口の中見直し&病気特定・治療


病気による口臭はお口の中の見直しと病気特定・治療が大切です。
お口の中の見直しというのは、虫歯や歯周病などがないか、歯垢・歯石がたまっていないか歯医者で見てもらうといったことを指します。
病気が原因かも?と思ったらできることはやっぱり専門家に見てもらう事ですね。
歯医者ってすごく行きたくない場所だけど、こればかりは頑張りましょう。
ストレス由来と心理的な思い込み口臭は水と飴で対処


ストレス由来の口の渇きは、水を飲むことで緩和します。
ただストレスを感じているときは水を飲んでも飲んでも渇くので、ゆっくりちょっとずつ飲むようにしましょう。
できればリラックスできる方法を考えてみてください。
心理的な思い込み口臭の場合も水をゆっくり飲んで、それでも不安であれば飴を舐めましょう。
できれば虫歯対策のためにノンシュガーの飴が良いですね。
心理的なものであっても、口臭を感じるとストレスになり、実際の口臭に結びついてしまうこともあります。
飴を舐めると良い香りが広がり口臭も気にならなくなる可能性がありますので、是非ためしてみてください。
まとめ
口臭原因についてまとめました。
口の臭さは誰しもが一度は悩むテーマです。
口臭原因は大きく分けて5つありますので、自分の口臭はどのようなものか把握するところから口臭対策をしていきましょう。
できるだけ口臭を発生させない口内環境づくりも頑張ってみましょう。